歴史のアトサキ!
『ナムコヒストリーVol.4』という出物を発見し即購入。いわゆる『ナムコミュージアム』系の初期ナムコ製アーケードゲームのオムニバスのWindowsPC版。
Vol.1からVol.4まで発売になったのだが、PS版ミュージアムと違って収録タイトルはゲームジャンルごとの括りだ。Vol.4は最近名前の付いた『ギャラガリーグ』から『’88』を除いた『ギャ・シリーズ初期3部作』に『キング&バルーン』と『ボスコニアン』を加えたシューティング系が集約されている。
到着してびっくりのマニュアルや付録のコレクションカード、さらにはアンケート葉書までついている完品セット!!
マニュアルもフルカラーでしっかりした作りだ。
すぐさまインストールして、動作確認をしたいところだが、最大の懸案事項は・・・
対応OSが Windows95/98 (要:DirectX6) というトコロ!
こんな時、頼るべきはネット情報。サクっとWindows10の機能である互換モードを使えば過去のOSのソフトが動くかもよ&動かないかもよ。という知見をいただく。
やってみました。CD-ROMをドライブして、中にあるsetup.exeファイルを右クリックでプロパティ表示。互換性のタグ内にある【互換モードでこのプログラムを実行する】にチェック。
さらにその下のプルダウンメニューで【Windows 98/Windows Me】を選択。
『Windows Meか・・・、・・・嫌な名前を久しぶりに聞いたぞ。』
改めてsetup.exeを実行したところエラーもなくインストールが終了。スタートメニュー内のプログラムメニューにNAMCO HISTORY Vol.4配下に6本のソフトが追加された。
あ、『ワープ&ワープ』もあったのね。
おそるおそる『GALAGA』を起動したところ、ウィンドウ表示でちんまりと表示された!
ウィンドウ拡大をクリックしてもこのサイズ。どうやら、640×480(VGA)のみに対応しているせいだな。
オプションメニューからフルスクリーンを選んだら、ようやく全画面表示になった。左右にインストカードが表示されテーブル筐体っぽい雰囲気になった。
肝心の挙動だが、デフォルトが3機スタート、2万/7万/7万はともかく、
なんとRANK B!
まぁ、【オプション】-【ゲームの設定】から変更できるケド、このパッケージは日本国内のみの販売だったハズだが、この時期(1998年)にRANK AでなくRANK Bをデフォルトにしたのは珍しいかも。
ちなみにオプションで変更できる項目は、全て初代のナムコ製アーケード版そのままで、弾速アップや連射機能サポートは一切ない。
問題なく動作したのでやれやれだが、最悪動作しなくてもCD-ROM内のデータは見られるので、無駄にはならないかなと踏んでいたのだった。
実際、ディレクトリを覗くと、キャラデータ(BMP形式)や音声データ(WAV形式)で格納されている。中には敵ギャラガの飛行パターン図まである!
フルスクリーン時に表示されたインストカードも元データがBMP形式で入っていた。
他にも各ゲーム毎にWindows用の壁紙とスクリーンセーバーも入っている。スクリーンセーバーは残念ながらWindows10では動かせないが、内容はゲームのプレイ画面をリピートするものらしい。
さらにはこんな『ギャラクシアン』のタイトルイメージ画にある謎のトンボ型宇宙船のペーパークラフト型紙データまでw
プリントアウトして実際に作った人は何人いるのやら・・・。
とにかく、オモシロイ買い物であった。1998年当時の俺はPCも所有していた(FM-V Deskpower?)ハズだが、ゲームはもっぱらコンシュマー機の方ばかりをプレイしていたせいでPCソフトには見向きもしていなかったのだなと痛感。
コンシュマー機はプレステVSサターンがプレステの勝利に傾き、セガが巻き返すべくドリームキャストを発売したあたりで、出るゲームソフトは勿論とりまくゲーム業界の熱気が一番楽しめた時期だったので、やむなしと言ったところか。
ギャラガ部分は後で集中的にプレイして、例の別ブログにアップせんと欲す。